済美会について

済美会は、杉並区立済美養護学校の前身である特別学級済美学園の教師と保護者達により設立されました。教育や経験が乏しい障害児が義務教育を終えて直ぐに社会にでることに将来の不安を覚え、1956年3月に「実社会との中間的役割を果たす施設の必要性」について話し合われたのが済美会開設の始まりでした。

最初の話し合いから4年後に財団法人として認可され1960年2月に済美職業実習所が開設されました。ちなみに精神薄弱者福祉法が制定されたのが同年の3月ですので、法律が制定される前に開設されたことから済美職業実習所は、日本で最初の知的障害者通所授産施設と言われています。その後、社会の変化や時代の要請に応えて事業を拡大し、現在は就労継続B型と生活介護の多機能型施設や相談支援事業所、共同生活援助を運営しています。

設立当初より、どんなに障害が重くともその人なりに「働く」ことが社会参加になり、自己実現になると障害者の支援に取り組んできました。

済美会は、これからも健常者、障害者の区別なく共に働き、共に生きることが当たり前の共生社会の実現を目指してまいります。

済美会のミッション

私たちは知的障害者の今日の喜び、明日の幸せに向かって歩み続けます。

事業内容

済美会は、上記のミッションのもと、生活介護事業と就労継続支援B型事業、
相談支援事業、グループホームを運営しています。

生活介護事業

利用者が作業やその他の活動(ウォーキング、体育館での運動、クラブ活動、行事など)を通して、健康で充実した生活が送れるように支援を行っています。
個別支援計画に基づいた支援を行うとともに、毎月工賃をお支払いします。給食(昼食)があります。

就労継続支援B型事業

利用者が安心・安定して継続的に働けるように、ひとりひとりの能力に合った仕事を用意します。仲間とともに働く喜びと達成感を持てるように支援を行っています。
クラブ活動や様々な行事があります。個別支援計画に基づいた支援を行うとともに、毎月工賃をお支払いします。給食(昼食)があります。

相談支援事業

障害福祉サービス利用の相談やサービス等利用計画の作成をサポートします。

グループホーム

世話人の支援を受けながら自立した生活を送れるグループホームを運営しています。

就労継続支援B型とは、障害者福祉サービスのひとつで、障害により企業などに就職することが困難な人に対して、雇用契約を結ばずに働く場所を提供します。

沿革

  • 1951月

    2月

    済美学園(杉並区立済美教育研究所所属)開級

  • 1957年

    9月

    財団法人済美会設立 許可

  • 1960年

    2月

    済美職業実習所 開設 定員30名

  • 1960年

    3月

    精神薄弱者福祉法(現・知的障害者福祉法)制定

  • 1969年

    9月

    社会福祉法人済美会 設立認可

  • 1977年

    2月

    常陸宮妃殿下御成り

  • 1977年

    4月

    御下賜金拝受

  • 1978年

    7月

    済美職業実習所 定員を60名に増員

  • 2001年

    9月

    済美職業実習所の建物竣工

  • 2004年

    12月

    天皇皇后両陛下行幸啓

  • 2005年

    4月

    ひまわり作業所、区より移管

  • 2011年

    4月

    新事業移行 グッドスマイル開設

  • 2013年

    4月

    済美職業実習所の定員を生活介護事業30名、就労継続支援B型事業30名に

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